第26話

「ジローくん。みるくを置いてかないでよ」



みるくの潤んだ瞳に、ジローはクラッとしてしまった。


「みるく一人じゃどうしていいか分かんないよ」


ヤバイ。何か可愛い。


上目使いだからなのだろうか、その裸は挑発的だった。



今、この風呂場という密室で何かが起こったとしても、誰も気付かないだろう。

この、俺に頼りっぱなしの従順な女の子は、俺の言うことなら何でもきいてくれるに違いない。


ジローはよからぬ思いを抱いていた。



童貞辞めるか。



「みるく。これから俺のやることは誰にも内緒のことだぞ」




ジローはみるくのふくよかな胸の膨らみの片方を掴んだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る