第22話
料理はハンバーグの他に、タコさんウインナーとオムライスを皿に並べ、お子様ランチを作った。
彼は美味しそうに頬張り、口元にケチャップをつけながら食べていた。
楽しかった2人の時間は、今日で終わり。
彼のおばあちゃんからもらった治療費も、使う事は無かったから、いつか返したいと思った。
「あのね。おばあちゃんから、治療費もらってたんだけど、保険とかで払えたから、返したいんだよね」
「お、おばあちゃんに、き、聞いてみる」
「どこで待ち合わせしたらいいか、聞いてね」
「えっ、おばあちゃんに、あぁ、会うの?」
「そうだよ」
「ぼ、僕が渡してあげるよ」
「こうやって侑くんと会うのは、今日で終わりだから、私が直接、渡すね」
「え、えっ、、、もう、、、あ、あ、会わないの?」
「だって、怪我治ったし、看病、終わりだよ」
「……」
「侑くん、ありがとうね。いろいろ助かりました」
彼はハンバーグを食べる手を止め、無言になり、動かなくなった。
「侑くん……どうしたの?具合悪い?」
彼は残りのハンバーグを口に詰め込み、リュックを抱えて、玄関へ走った。
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