第18話

次の日も、彼は仕事が終わると、私の家を訪れた。



インターフォンが鳴り、モニターを覗くと、彼は紙袋を持って、立っていた。



私は急いで玄関に行き、ドアを開けたのだが、すでに彼の姿はなく、紙袋だけが玄関の前に置かれていた。



中を開けると、高級な箱菓子が入っていて、手紙もあった。



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初めまして、侑の祖母です。侑から怪我の事を聞きました。孫が大変な事をしてしまい申し訳ございません。本来ならば、謝りに行くのが筋ですが、内緒だと侑が話すので、父親には話していません。少しですが、治療代を払わせて下さい。〈追伸〉最近の侑はすごく笑うようになりました。これからも、どうぞ宜しくお願い致します。


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彼のおばあちゃんからの手紙だった。



その中には、治療費5万円も入っていて、私はその事を、彼に相談したいと思っていた。



なのに次の日も、彼はインターフォンを鳴らさず、こっそり玄関にゼリーを置いて帰って行った。



ゼリーはピラミッド型に並べられ、まるでオブジェのようで、私は笑ってしまったが、


何も言わず、帰る行動が気に掛かった。

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