「……別に、どうでもいい」


「え?」



予想外の言葉に思いっきり驚いた声が出た。多分目が点になってると思う。



「……今、何時?」


「え?んーと、深夜2時、ぐらいかな」



急に落ち着き払った冷めた顔をした少女に動揺はますばかり。



「そう。……今日、ここに泊まっていっても、いい?」



まさか少女の方からその言葉が出るとは思わなかった。



今にも泣き出しそうな顔をしながら、ひどく落ち着き払った声でいう少女。





「……いいけど……条件がある」




何があったのかなんてわからない。


何も知らない。



だけど、守りたいと思った。



それは気まぐれなんかじゃない。



俺の覚悟だった。

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