正解が分からずいろいろ考えた結果、とりあえず自分の家に帰ることにした。当然、少女も連れて。




「やっぱり犯罪っぽいよなー…」



家に連れてくるのもそうだし、こうやって服を着替えさせているのも。



断じてロリコンじゃないし、この状態に変な考えは持たないけど…側から見たら変態と言われても言い訳できない状況だろう。



そう自分のスエットを着て未だに眠っている少女を見て思う。




とりあえず、シャワー浴びてこよう。俺も濡れたし…。



もう一度少女をちらりと見て、風呂場へ向かった。




シャワーを浴びてさっぱりしても心の中は全くさっぱりしなかった。



やっぱりダメだったかな?でも、あのままにもできないし。なんか、ね?




いつの間にかあの場所に行くのが習慣になっていた俺は、そこに通うようになってからよくわからない愛着を持っていたらしい。



どっちにいても今更後悔したって仕方ないし、何もしてないし。ま、大丈夫だろ。

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