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公園の遊具の中で目を覚ました私は、しばらくぼーっとしてから、聞こえた人の声に逃げるようにその場から出た。




そして向かった先は、昨日と同じ場所だった。



ここじゃないとダメな理由はない。


だけど、土地感のない私にはこの場所しかなった。




だけど、何時間経っても結果は昨日と同じ。




意欲もなにも感じない私もやっぱり生きているのだろう。




「(……お腹すいた)」



思えば、一昨日の昼から何も食べていない。




お金はまだある。


だけど、今後を考えると不安だ。



それでも、空腹感には耐えられなくて、コンビニでおにぎりを1つとミネラルウォーターを1本買った。



空のお腹に急に物が入ったせいか、お腹がきゅうっと痛くなった。


そこでもっと栄養剤みたなものの方が良かったかと後悔する。



でも、それとともにその痛みに自分が生きていることを感じた。




早くも体はだるい。



この生活がいつまで続くのかと思うと不安になる。



だけど、あの生活を思えば今の方が何千倍も何億倍もマシに思えた。





そして、夜は更けていく――…

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