第13話

「あ、あの…、せめて優しく…」


「それは君の決める事じゃない」


「…はい」




ピシャリと言われたら黙るしかなく。


逃げたい気持ちは置き去りに口を閉じて素直に身を任せる。



脱がされたドレスがベッドから滑り落ち、熱を持った目で脚を開かされて息を呑む。



引きつつあるのに、どこか期待してしまってる自分も居て。


撫でるようにペロリと太ももを舐められて堪らず声が出た。




「ん…、」



1度声を出せば止めどもない。


攻め立てるように奥へと舌を這わされ、痺れるような快感が押し寄せる。



際限無く指と舌で。


抵抗することも許されずに、ずっと。


泣こうが果てようが止まらない。



何がキツイって頭は割りかし冷静なのに体は溺れるくらい気持ち良くされることだ。



ヤメて欲しいのに抗えない。


閉じたって簡単に脚を開かされる。

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