P.174

「どっちでもいいけど。なんでここにいるの?」


「同じ学校だからだろ?」


「じゃなくて、教室」


「俺もこのクラスだぞ?」


「は…?」


「まぁ、あんまり来てなかったけどな。来る時は遅刻してたし」


「あー…」



そういえば、よく授業中に後ろのドアが開く音がしていた。



特に気にならず、そのまま寝てたから誰が入ってきたのかは知らなかったけど、それがこの人だったのか。


どうりで見たことないわけだ。


まぁ名前はどこかで聞いていたかもしれないけど。




「でも、席はここじゃないでしょ?」


「あー、今日からここになった」


「は?」


「席替え席替え」


「はぁー…」


「ため息つくんじゃねぇよ。幸せ逃げんぞ」



もうとっくに逃げてるよと思いながら、無視して机に突っ伏した。


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