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「あ?マジだ。くそっ、あいつら…」
ソファーから立って、私に近づくと、眉間にしわを寄せてそう呟いた。
「あー安心して、あなたの部下たちじゃないから。でも、タイミング良すぎだよね。これ炎雷の人たちが見たら勘違いしてもおかしくないね」
「うわ、それはやべぇな。おい、誰か氷持ってこい!!」
他人事のように淡々と言う私の言葉に、総長さんは焦ったようにそう言った。
拉致っといて、これにヤバいというのは可笑しい気もするけれど、持ってきてくれるならまぁいいか。
さっきまで『無理だ』と言っていたのに、「このままじゃ冷やせないんだけど」と言うと、「そうだな」とあっさり腕の縛りを解いてくれた。
おまけに、普通にソファーに座らせてくれて、‘人質’というわりには待遇がいい。
こんなんでいいんだろうか?
まぁ、私からすればいいに越したことはないから、別にいいんだけど。
そんなことを考えながら、持ってきてくれた氷を熱っぽい部分に当てる。
これで腫れがひいてくれればいいけど。
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