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「ようこそ、炎雷の姫さん」
赤髪の男はソファーに偉そうに座ったままそう言った。
私はじっと、無表情で赤髪の男を見つめた。
「あなたが総長?」
「あぁ、ブラスト総長、滝だ」
私の問いかけに、赤髪の男は自信たっぷりに答えた。
さっき『総長』って呼ばれてたし、偉そうにしてるから、まぁそうだとは思ったけど…
「総長になる人って、かっこいいだけじゃないんだね」
「は?当たり前だろ。強さも必要に決まってる。ま、それも含めてのかっこよさだけどな」
思わずポロリとこぼれ落ちた皮肉な言葉を、どうやらプラスに捉えてくれたようだ。
わかってはいたけど、総長様も雅人もかっこいいから、総長とか副総長とか偉い人はかっこいい人しかいないのかと思ったりもしていた。
だけど、ここの総長さんはどっからどう見てもかっこいいとは言いがたい。
髪の色も全然似合ってないし…
というか、日本人で赤髪が似合う人はそうそういないと思う。
いや、かっこいい人がやれば何でもかっこよく見えるか?
とりあえず、髪はもっと短くした方がいいと思う。
せめてそのうざい前髪だけでも切って欲しい。
まぁ、別にどうでもいいけど。
それほど興味はない。
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