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でも、『炎雷のやつらといる』からなんだというんだろう?


というか、知ってるならわざわざ確認しなくてもいいと思うけど。




私に否定されたからか、それとも私が全く動じないせいかわからないけど、あたふたしている男たち。



この人達は何がしたいんだろうか?




「で、何か用ですか?」



仕方なく、未だ明らかに道を塞ぐように立っている男たちに問いかける。



「え?あ、そうだった‼︎」


「おい、早く連れてかねーとやべぇぞ!総長にさらっと拉致って来いって言われただろ?!こんなところ炎雷に見られたら総長に殺されるぞ!!」


「おっ、やべぇ!早く車乗せろっ!!」



私の問いかけに本来の任務を思い出したらしい男たちは、やけに焦った様子で強引に私を車に押し込んだ。


さっきの傷が少し痛む。


そんなことに気を取られているうちに、車は猛スピードで動き出していた。




これで3回目。


危険を察知する能力は身についたようだが、それを回避するための瞬発力は足りないらしい。

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