P.128
いつものようにソファーに横たわり、そっと目を閉じる。
表と違い、この部屋はいつも比較的静かだけど、今日は2人がいないから余計に静かだ。
雑誌をめくる音やメールを打つ音ですら聞こえない。
表の騒いでいる声もいつもより静かな気がする。
無音に近い状況に、意識を深く深く鎮めていった。
それから浅い眠りにつき、ガチャっとドアが開く音で目を覚ました。
「あ、ごめん、起こしちゃった?」
そう言って入ってくる雅人に、首を軽く横に振り、ソファーに座り直した。
それを見て、雅人は私の座っているソファーへと近づくと、
「よかった、ちゃんといて」
と言ってニコリと笑った。
「え?」
「帰っちゃってたらどうしようかと思った」
どうやら、私がちゃんと言うことを聞いているか心配していたらしい。
そんなことを心配されるほど、私は信用ないのだろうか?
確かに、一方的に言われたから返事をする暇もなかったけど、帰ろうとは思わなかったんだけどな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます