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が、



「お前、なんなの?」



奥の部屋へと続く通路の手前、壁に寄りかかって立っていた、赤茶の髪の男に呼び止められた。




「は?」



あまりに唐突な質問に、その場で足を止め、そう返すしかなかった。




「どういうつもりかって聞いてんの」



表にいた友好的な人たちと違い、敵視するような目で、そう言う赤茶の男。



口調はゆっくりとしているが、それが余計に嫌悪感を醸し出している。




「どういうって…何が聞きたいの?」


「その態度はねぇんじゃねーの?」


「はい?」



あまりに抽象的な言葉に、何が言いたいのかわからない。




「みんな姫さんと仲良くなろうと話しかけてんのに、それはないんじゃねーの?」


「気遣いはありがたいけど、私は別に仲良くしてほしいわけじゃない」


「はっ、下っ端には興味ねぇってか?結局お前も一緒かよ。総長が気に入ってるみてーだからどんな奴かと思ったら、その辺の女と変わんねーじゃんか」




そう蔑むように言う男の言葉は、端的すぎて意味がわからない。



ただ、私を忌み嫌っていることだけはひしひしと伝わる。

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