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「総長様たちのすることに口出しする気はないですけど、こんなくだらないことのために人を動かすんですか?」
「あ゛?」
「こんなくだらないことに使われる人が可哀想だし、やってる人を庇う気なんてさらさらないけど、こんなことくらいで罰せられる人も気の毒」
「なんだと?」
私の言葉に、さらにイライラを募らせる総長様。その声もさらに低くなる。
でも、私なんかのために、しかもこんなくだらないことで、誰かに迷惑がかかるのは嫌だと思った。
それと、大多数の人が炎雷をリスペクトしての行動なわけで、私が関わりをもってしまったばっかりに、目をつけられてしまうのは少しだけ不憫に思えた。
それに、大したことじゃない。
「だって、ただ紙が入ってただけじゃないですか」
「南里ちゃん、こういうのはほっておくと酷くなるもんなんだよ」
「だったらそのときでいい。こんなの炎雷が出るまでもないんじゃないですか?それに、炎雷がでてきたからって収まるとも思えないし。
こんなの苦痛でもなんでもないんだから、ほっとけばいいと思いますけど」
確かに、いちいちゴミを捨てるのは面倒だし、紙のムダだと思うけど、でもただそれだけのこと。
ないに越したことはないけれど、あってもさほど問題はない。
そんな私の意見に、珍しく雅人までもが不服そうだった。
だけど、張本人がこの調子だからか、今出て行っても火に油を注ぐことになるかもしれないし、余計陰湿な嫌がらせになる可能性もあるということで、結局、しばらくは様子をみるということになった。
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