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次の日の朝も、目覚まし時計の音で目覚め、コンビニに行き、そこに止められた威圧感のある黒いセダンに乗り込んで学校に向かった。



そして、「バレてるならこそこそ隠れる必要ねぇじゃねーか」と言う総長様の言葉は却下し、昨日と同じように裏門の死角で降ろしてもらった。




昨日の様子を見ると、私の噂はもう校内中に広まっているのかもしれない。ここから乗り降りしていることすらバレている可能性もある。



それなら、総長様の言う通り、こそこそ隠れる必要はないのかもしれない。



でも、たとえそうだとしても、なるべく目立つ行動はしたくない。


できるだけ今まで通りひっそりとしていたいんだ。



思い通りになるかどうかは別として、少なくとも自分から原因を作るようなことはしたくない。






そして、ブオン響く重低音を耳にしながら昇降口に向かった。

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