P.109
「はぁー…」
下駄箱を開けるとともに、ガサガサとこぼれ落ちた紙くずに、思わずため息がこぼれた。
地味な嫌がらせ…。
紙くずがつめこまれた下駄箱から、埋もれている上履きを無理やり取り出すと、ガザガサと紙くずが足元に落ちていった。
それをかき集めて拾うと、そこには『キモイ』『ブス』『死ね』という悪口と『早く炎雷から離れろ』といった内容が書かれていた。
それに面倒くさいことするな…と思いながらも、上履きがあるだけまだマシかと思い、拾った紙くずをゴミ箱にブチ込んだ。
教室に向かう廊下でも階段でも、そして教室に入ってからも感じる嫌な視線は昨日よりもひどくなっている気がする。
けれど、そんなことを気にとめることもなく、私はいつも通り机に突っ伏した。
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