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サラダと一緒に店員さんが置いていった小皿が目に入った。



どうやらサラダは取り分けて食べるものらしい。




「あの、食べますか?」



せっかくだから使わせてもらおうと、小皿を手に取り、まだ料理が来ていない2人に声をかけてみる。



が、


「え?ありがとう。でも大丈夫だよ」


「お前のなんだからお前が食え」


と、両方にあっさり断られてしまった。



みんなで分ければ量が減ると思ったのだけど、作戦失敗。



「南里ちゃんって意外と気が利くんだね〜」なんて言っている雅人には悪いけど、気を利かせたつもりはこれっぽちもなかった。



むしろ、「先に食べちゃってていいよ」とフォークを渡してくれた雅人の方が何百倍も気が利く男だと思った。



そして、そんな気が利く男は、「南里ちゃんも食べる?」と自分の分まで分けてくれようとして、量を減らすための作戦のだったのに、危うく量が増えるところだった。

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