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「あの…」


「あ、急にごめんね?夜ぶりなんだけど、俺らのこと覚えてる?」



とりあえず、今の状況を説明してもらおうと口を開いたが、キャラメルブラウンの男に遮られた。




「はぁ。まぁ…」



夜のことはあまりにもイレギュラーすぎて、夢だったんじゃないかとなかったことにしていたけれど、覚えてないわけじゃない。



「そっか、よかった。ここに連れてきたのは話があったからなんだけど……っとその前に、


南里ちゃん、俺らのこと知らないみたいだからとりあえず、自己紹介でもしておこうか。


えっと、まず俺の名前は小宮雅人(コミヤマサト)。んで、こっちが桐谷耀(キリヤヨウ)。

そんでもって、ここは‘炎雷’っていう暴走族の溜まり場で、その総長が耀。ちなみに俺は副総長。


ここまでいい?」




「あ、はい…」




スラスラと言われる紹介に頭で整理しながら、曖昧に頷いた。

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