P.25

「あ、えっと、ありがとうございました。」



行儀的にもう一度お礼を言うと、


二人に会釈をして、背を向けて歩き出した。




後ろから「南里ちゃん、またね」と言う声が聞こえた気がしたが、聞こえていないフリをした。







私たちの出会いに‘また’なんてない。




きっともう会うことはないだろう――…









【Encounter】


―出会い― 



それは偶然か、運命か…

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