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まぁでも、誤解されて困るようなこともないし、弁解するような人もいない。真相を知って欲しいとも別に思わない。
それに、もしそうなったら‘理由’ができる。
だったらもうどっちでもいいか。どうなろうときっとそれが運命だ。運命だったら仕方ない。
この状況で、そんなことを他人事のように冷静に考えていると、
ガシッと肩を後ろから掴まれた。
「手ぇ離せ」
驚きの声をあげる間もなく、ゾクリと背筋が凍るような低い声が耳のすぐ近くから聞こえてきた。
「あ゛?」
その声に反応したのか、止まった私につられて足を止めた金髪チャラ男が、まるで別人のようなすごんだ声を出しながら振り返った。
もう片方も同様。
私も振り返ろうとしたが、右腕は金髪男に掴まれたまま、左の肩は知らない男に掴まれたままで、上手く振り返れなかった。
わずかに視界に入ったのは、銀色の髪。
なんだ、こいつらの仲間か…
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