P.8

「いや、」

「お~、何やってんだよ~?」



断りの言葉を口にしようとした私の声を、また軽い口調の誰かに遮られた。





金髪の男の後ろから現れた男は、またまた金髪。




あのカラフル頭の集団の中に金髪が2人もいたのか。





現れたのは、最初に話しかけてきた金髪よりも肌の色が黒く、がたいのいい感じの男。




最初に話しかけてきた方はよくいそうなギャル男みたいだけど、正直、こっちは金髪が似合ってないと思う。



自分ではかっこいいと思っているのだろうか?




人にはそれぞれ自分に合うものがある。


人と同じにはなれない。


どんなに憧れたって、なりたいと思ったようになれるわけじゃないのに。




まぁ、本人がいいと思ってるなら、たとえ勘違いだとしてもいいのだろう。


別にどうこう言うつもりもないし、興味もない。



そんなことより、今はとりあえずこの状況をどうにかする方が先だ。

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