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「ねーねー、何してんのー?」



突然向けられた言葉に、ぼんやりとしていた焦点を声がした方へと合わせる。


あの集団の中から、こっちの方へと向かって来る人がいるのは視界の隅に入ってはいたけれども、まさか話しかけられるとは思っておらず、反応が遅れてしまった。



「おーい、聞いてる?まぁいいや。君、暇?遊び行かない?」


何も答えない私に、そう軽い口調で言ってきたのは、金髪のいかにもチャラそうな男。



は?



この人は私に話しかけてるんだろうか。


と、後ろを振り返りたくなったけれど、こんな人通りが少ない深夜に自分の後ろに人が立っているはずもなく、目の前の人物から発せられた言葉は、わざわざ確認するまでもなく、私に向けられた言葉だろう。



こんな時間にふらふらと宛もなく歩いてるんだから、暇には違いないだろうけど、知らない人と遊びに行くわけがない。


いきなり見ず知らずの人に誘われて、ほいほいついて行く人なんているんだろうか?まぁ中にはいるのかもしれないけど。



私は無理だ。



この人達を見て楽しいのかな、とは思ったけど、別に仲間になりたいわけじゃない。というか、むしろこういう人に絡まれるのは、面倒くさい。


そもそも人と関わることが面倒くさいんだけど。




いろいろあれこれ考えて、最終的にたどり着いたのは「面倒くさい」だった。もう早く帰ろう。

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