P.4

っ!!




今までに何度も見た‘あの’夢にハッとしたように起きると、全身汗でびっしょりだった。




「また、か…」



そうポツリと呟くと、気怠い体をのっそり起こし、風呂場に向かった。


キュッと蛇口を勢いよく捻り、初めに出てくる冷たい水にも構わず、べた付く汗を脳裏に焼きつく映像と共にザーッと流した。





シャワーで濡れた髪を軽く乾かし、時計を見ればまだ夜中の二時をまわったところ。




朝にはまだまだ時間がある。





だけど、もう一度ここで眠る気にはなれなくて、


Tシャツの上に灰色のパーカーを羽織い、細身のジーパンを履いて、もう一度ぼろアパートを飛び出した。

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