第4話

夕方歩いてると、柳がいた。

どこに行くんだろうと気になってしまった。

尾行してしまった。俺は何をしてるんだと思いつつ、そして、彼女は後をつけられてると思いもせずある場所に行く。

そこは孤児院だった。

入っていくと、彼女の周りには自然と子供が集まってくる。

ピアノを弾いてる彼女。曲は迷子の子猫のようだ。

うまいと思った。

そしてもう寝る時間ですよとシスターに呼ばれて子供たちは部屋に戻っていく。

シスターはヤナギちゃんいつもすみません。子供たちはこのピアノを楽しみにしてるもので。というと。「シスターいいんですよ。院長との約束ですから、院長は今頃天国で聞いてますよね。」というと、「そうですね。院長はあなたを娘だと思ってましたよ。本当に。」という。

私は木に登ってその光景をみていた。

「シスター私はここの子供たちはどんな困難でも挑んでいく子供たちです。私もそうでしたから。」とヤナギは言った。

「そうね。いいところを伸ばしてくれた人だものね。」というシスター。

「では、これで」とヤナギは帰って行く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る