第33話

渚になにかできないか考えた私。さっそく行動した。

土井君に会う約束を取り付けてあった私。

お久しぶりというと彼は漫画を読んでた。それは湘南風のあの日の空っていう題名だった。

これ、いいんだよな。俺この漫画好きでさ。いいよな。このストーリーって誰が考えてるんだろうという土井君。

私は知ってるけど秘密にして彼に相談に乗ってもらうことになった。

私の兄貴の友達なんだけどさ。赤ちゃんポストに入れられたらしくて、その人恨んでないらしいんだけどね。その生みの親を探してるみたいでね。というと、それって南東風のストーリーと一緒だろうという土井君。なんか雪俺に隠してないと言われたので実はとこれまでの話をした。ふーん。そっか。俺お前の事好きだったのに残念だなというと、でもあきらめるわ。そのストーリー書いてるのが武井先生の友達なのか。でお前の彼氏か。うらやましい限りだな。といってきた。

武井、お前がここまで明るくなったのは俺としてはうれしい。その人のお礼として探してやるよというと、さっそくお父さんに言って俺も手伝うし、探してみるわという。

その時だった。渚が太陽にいちゃんとこちらを見てる。

雪、だれ。その男はと渚さんが怒ったようにこっちを見てくる。

太陽兄ちゃんは土井久しぶりというとああ渚、こいつは土井秀樹っていう俺の教え子だよというと、武井雪の同級生です。こんにちわ。とあいさつをしてくれた。土井君。俺さっき振られましたというと、渚、土井君はあの漫画のファンなんだってさ。

そっか。あの漫画のストーリーを描いてる大友渚だ。よろしくというと、サインやるといい土井君の本の表紙にサインをしていた。兄ちゃんが、土井よかったな。渚はめったにサインしてくれないんだよな。という。

土井君がありがとうございます。というと。雪またなというと土井君は帰って行った。

太陽兄ちゃんは渚、お前妬くなよ。雪が男と話してるだけでというと、私も真っ赤になる。

どういう関係なの。あいつとはという渚。

土井君は私を助けてくれた恩人だよというと。そういうことかと言われた。

ああ悪い俺、男に取られたと思ってと謝ってきた。

雪、お前の事が大事なんだってよという兄ちゃん。

また真っ赤になる私。

すると太陽ばらすなよとコツっと叩く渚。

私はそれをみて笑った。

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