第29話
雪、雪の思いはきっといつかあいつらもわかってくれる。と父がいうと、車の中でこれからどうなるんだろうと思った私。
すると渚が雪、愛されたかったんだろうといった。
俺は雪を全力で愛してるからというとなぜか私は笑った。
渚。ありがとう。今日は渚がいなかったら私きっと立ち直れなかったよ。3か月後警察のほうから連絡が来て、有罪判決がおりたと言われた。傷害罪での3年という長い判決だった。正直複雑と思う私に渚が雪、雪は雪の思いを言ったんだ。頑張ったなというと胸に私を抱き、泣けといい、いっぱい泣いた。
そして母は義父と離婚をすることになったことはどうでもいい。
それよりも渚のやさしさの中で過ごす時間が私にとっては今の最高の癒しだった。1年が過ぎたある日、刑務所から一通の手紙が来たのだった。あて名は義父からだった。
武井様、今回したことは一生許してもらおうとは思っておりません。
私は義理の娘に本当に危険なことをしてしまったと思っております。
雪さん、あなたに私がしたことは虐待であることに最近気づきました。
今の私はあなたのしたことを暴力だと思っています。
痛かったし苦しかったあなたの立場に立ってみて気が付きました。
これから毎月お給料の一部を払います。と書いてあった。
どうしようと思ってると父がお前が決めたらいいんだ。使いたかったら使ってもいいと思ってるよ。というと、私出所したら義父を迎えに行ってもいいよねというと、お前がいいっていうならいいのではないかって言った。
お前の母さんは精神病院にいるんだよというと今カウンセリングを受けてる状態だけど、そのうちお前にしたことに気が付くよという。お父さん
私、なかったことにするのはできないし、許す努力をしたいと思ってるよという。
雪は優しいな。本当にいい子だという父。
お前みたいな娘がいて幸せだといい抱きしめてくれた父
生まれてきてくれてありがとうといってくれた。
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