第28話

さっそく忙しい葬儀の準備だ。

私は裏方で仕事をしてると、突然お母さんとお義父さんがやってきて、お前なにしてるんだと言われた。

それを聞きつけたおばあちゃんが、雪は私が呼んだんだ。文句あるかいといったら、ちぇこんなやついらないのにさ。なんでだよというお父さん。お母さんも私を怒ったようににらむ。

部屋に入った途端、たばこのにおいがしてきて、もうだめと思ってるとビールの瓶を割ってしまう始末だった。

でもおばあちゃんは優しく声をかけてくれた。

雪、いいんだよ。ゆっくり奥の部屋で横になってなさいというと

連れてってくれる。大友さんが来てくれて様子をうかがってくれる。

渚のお父さん、いい人だよと思う。

その大友さんも呼ばれて私が一人になってしまった。

すると、おいと呼ばれて、俺たちが近づくと警察くるんだったよなといわれて煙草の火を私に押し付けようとするので、渚が本当にこれ以上近づくと警察呼びますよというと、あんたなんて生まれてこなきゃよかったのよ。あんたがしたことのせいでどれだけ迷惑かけてると思ってるの。あんたは人を不幸にしてるのよという母。

私、いつもいい子になろうとしたのに、ひどすぎるよ。そんなこと言わないでよ。というと。なにさあんたを育ててやったっていうのにというから、あんたは育ててない。養っただけだよという渚。

すると母は絶対にいってはいけないことを言ったのだ。

あんたなんか、代わりに死ねばよかったのよ。亡くなった子はね。スポーツっていう取柄があったの。将来はスポーツ選手だったそうよ。という母。すると、夏見おばちゃんが怒ってこう言った。

あんた。雪ちゃんを代わりにするなんてどうかしてるよというと、、有紀は小さな子を守るために道路に飛び出して、その子をかばって亡くなったのよ。私は亡くなってしまった有紀を誇りに思うわ。雪ちゃん。ごめんなさいね。その有紀はいつも雪ちゃんを気にかけていたのよ。私に雪ちゃん引き取れないかなっていつも言ってた。でも私たちが気づかないふりをしていたんだと今気づいたわ。本当に有紀の分までとは言わないけど、残りの人生は幸せを願ってるわというと、夏見おばさんはおばあちゃんの胸を借りて泣いていた。すると大友さんが雪さんにひどいことをしたのはあんたらだ。

そして警察が来たので、お義父さんとお母さんは警察に連れていかれた。

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