第19話

私のバイト初日の日、事務所に行くと二人がいなかった。

渚さん二人はと聞くと少し遅れるんだってことだった。

雪ちゃん、二人だね。と渚さんが迫ってきた。

渚さん、どうしちゃったの。なんか怖いよと思ってると渚さんが私に倒れ掛かってくる。雪ちゃんというと声がしなくなった。

えっと思っておでこに触れるとひどい熱だった。

その時だった。渚先生。遅れてすみませんという修さんと哲也さん。

あの渚先生熱があるみたいなんですけどというと、哲也さんが渚さんをソファに連れて行き寝させる。この人は昨日も徹夜で原稿を作ってたんだね。と修さん。さてと後は仕事のほうは俺たちに任せてくれていいから、雪さんと渚先生を家まで連れて帰ってくださいと言われたが、どこ家とパニックになってるとおい渚いると男の人が入ってきて、洋兄貴、久しぶり。渚先生が熱を出して帰ってもらおうと思うんだけど、家を知らなくて困ってるっていう修さんがいうと、わかるよ。こいつの家ね。送ってやるわという洋さん。

私もいっていいですかと聞くと、ああ。太陽とこの妹ちゃんか。一緒に送るわ。こいつの看病まかすわ。というと、よいしょと抱えて車の座席に渚さんを横にさせる。私も車に乗ると車が進む。

洋さん兄貴と渚さんとどういう友達なんですかと聞くと、よく三人でつるんで悪い事してたよ。いたずらが好きでねという。

着いたよここだよというと、家の寝床まで連れて行くと、後頼んだよといい、念のため電話番号を聞いた。

そして太陽兄ちゃんに電話をすると、渚襲わないかなと聞いてきたので、そんなことするわけないでしょう。渚さん病気なのにというと、わかったよ。お父さんにも言っておくよというと電話を切った。

おでこにぬれタオルを置く。そして着替えをさせようとしたら、裸を見てしまった私は、顔を赤くしてたが、なんとか着替えさせた。

渚さんが目を覚ました。

すると渚さん、雪ちゃん。なんでいるのというので説明した。服着替えさせてくれたのか。ごめんね。という渚さん。

俺馬鹿だねというと、昨日も徹夜で仕事してたんですね。という私。ご飯を雑炊にして、ほらあーんしてくださいという私に渚さんは恥ずかしいのか真っ赤にして自分で食べるという。

今日は特別です。私も恥ずかしいんですからというと、折れてくれてあーんと食べてくれた。

雪ちゃん、おいしかった。ありがとうという笑顔の渚さんがいた。

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