第17話

お兄ちゃんもお父さんもお仕事が忙しいため私は家に一人。

すると電話がなる。

取って武井ですというと、あんた雪だね。あんたは私が育ててやったってのに、雪なんて生まなきゃよかったと言われた。

電話を切り、手首を切ろうとした私は思いとどまった。

私太陽兄ちゃんたちに迷惑だけはかけたくないと思ったので死ぬのだけはやめようと思った。

そして、お父さんが帰ってきたので、お帰りと笑顔で答える。

ただいま雪。というと、作ってたご飯を出すため、冷蔵庫を開けたその時だった。後ろから父は手を伸ばしてお茶を出そうとしたとき、私がキャッと声を上げた。すまんといい謝るお父さん。しばらく父が私を抱きしめてくれた。落ち着いてきたので、さあご飯食べようといい、笑顔で答えた。太陽兄ちゃんが帰った時、雪お母さんから電話かかってきたのかと聞かれた。なんで知ってるのと聞くとお兄ちゃんが電話番号って記録できるんだよというのでうなづく。

雪にまた何か言ったんだろうな。大体わかるけど、気にするんじゃないぞと言われた。うんっと言った。

渚さんが来た。雪ちゃんさうちでアルバイトしてみないと聞かれた。

太陽兄ちゃんは雪がしたいならいいけどねという。

お父さんも同じ考えのようだ。

やってみたいんですけど、私に出来るかなというと、大丈夫だよと渚さん。

じゃあ来月から始めるから、一回俺の事務所に見学してほしいという。

はいじゃあ明後日でもお伺いしますと伝えた。

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