第12話
ちょっとだけ遅くなると家に電話したら、わかったと父は言ってくれた。
すると、お待たせしてしまってすみませんという渚さん。
ちょっと喫茶店に入りましょうと言われて入った。
いらっしゃいませと言われて席に通された私たち。
僕はコーヒーにしようかなという渚さん。
私もというと笑われた。
雪さん。高校生ですよね。コーヒーお好きですかと聞かれた。
うーんというとお金持ってませんという私に、いいんですよ。僕がびっくりさせたお詫びですし。というから、じゃあ紅茶でレモンと言ったらお店の人がかしこまりましたという。
あのなんであんなに急いでたんですか。と聞いたら、実は僕、南東風っていうペンネームで漫画を描いてまして。まだまだ新人で今日が持ち込み日でバイクで急いでたらもう少しであなたと接触しそうになりましてごめんなさいという渚さん。
雪さんは敬大付属高校ですかと聞かれた私。はいそうです。というと、すごいですねといい、両親も喜んでるでしょといった渚さんに私ちょっと事情があって父と兄と暮らしてるんです。といった私。
あのまた会っていただけますかと聞かれた私。はいというと連絡先を交換した。
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