第79話

「7歳ぐらい離れてたってロリコンじゃないですってー。高校生って言っても一応体はもう女ですからっ…!」




そう言って里恵子はお兄ちゃんにムギューっと抱きつく。




「あの…私、自分の部屋にいるね?ごゆっくり……」




2人のやりとりを見るのが恥ずかしくなった私は2人を置いて自分の部屋に戻った。




お兄ちゃんが何か言ってたけど無視した。




お兄ちゃんもいい加減諦めて里恵子と付き合えばいいのに。




モテないんだし……。




ため息をついて自分のベッドに寝転がる。




ゴロゴロしていると、部屋のドアをノックされた。




「はい?」




起き上がって部屋のドアを開ける。

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