第71話
「えっと、その…今、何時?」
恥ずかしさに堪え切れず、誤魔化すように側にあった時計を確認した。
6時かぁ…。
そろそろ用意しないと学校に間に合わない。
「私、帰るね?」
「だーめ」
床に脱ぎっぱなしだった服に手をかけると、涼に体を再びベッドに押し付けられた。
「りょ……りょう!!」
慌てて手足をバタバタさせて抵抗する。
恥ずかしいんだもん。
でも、涼は余裕たっぷりにクスっと笑うと私の首筋に顔を埋めた。
「涼…!学校に遅刻しちゃうよっ」
慌てて涼の体を押し返そうとする。
けど、押さえつける涼の力は私より全然強くてそれ以上抵抗出来なかった。
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