wデート?
第18話
それから1週間後のお昼休み。
私と美雪は中庭のベンチに腰掛けて、お弁当を食べていた。
あの後、私は涼と少し喋って1時間目が終了した後に教室に戻った。
授業を抜けてたことをクラスメートに怪しまれてるかな?
って不安だったけど、健が前持って保健室に行ったことにしてくれていたみたいで大丈夫だった。
涼に慰められてすっかり機嫌が良くなった私は、健と気まずくなることもなく、今までと何も変わらない普段通りの生活を過ごしていた。
結局、健も美雪と付き合うのはやめたみたいだし。
美雪が健のハーレムの一員にされなくて本当に良かったよ。
……って思っていたけど、美雪はさらに健への熱がヒートアップしているみたい。
「祐希~。今日学校が終わった後って暇?」
美雪が私の顔を覗き込んでくる。
嬉しそうな笑顔が眩しい。
太陽の光と合わさってキラキラと輝いて見える。
「うん?暇だけど…?」
放課後に特に用事もなかった私は小さく頷いた後、首を傾げて美雪の返事を待った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます