第78話

貢さんと呼ばれて行くと、もう大丈夫ですよといって中に招かれた。

弘紀さんは俺に迷惑をおかけしましたと詫びた。そんな我々は別にというと、弘。恥ずかしかったよ。僕。それに心配したというと、ゴメンと一言。そしていつものように幸さんは弘さんに論した。今回は証人がいるからとぼけたって駄目だよ。というと弘さんは反省したみたいだ。そしてもう酒はやめときますというのだ。そして貢さん。もういきますか。皆さんも待ってますと言われて私はこういった。はい。かしこまりましたというと、会場のみなさんお待たせいたしました。お二人のお色直しが終わりました。入場といわれて入った。

ここで皆様には幸せのおすそ分けでございますと言われて、幸さんと弘さんはボッチャのボールを観客に配って、ジャックといわれる私の近くに投げた。あれから考えてこうした。床は転がりやすいようにしたし、ジャックに近い人は幸人さんと勝負をして幸さんが勝てば、会場の人たちに一曲歌わせるというのだ。もし負けた場合は弘紀さんが歌うという罰ゲームだった。すると近藤さんが近くにボールを投げた。ここでボールを一旦片付けて一球勝負だ。近さんと幸さんの夢の対決に会場の雰囲気は盛り上がる。先行と後行を決めるために、お二人はじゃんけんをした。結果だが近さんが負けて幸さんが後にするという。すると近藤さんがちくしょうというと、後のほうが有利なんだよなというのだ。すると近さんの奥さんがやってみないと分からないでしょというと、フミさんもそういった。

分かったというと投げてきた。すると私の足元にピッタリと投げてきた。そして幸さんの投げたボールは私の足の横にぴったりと投げてきた。これは引き分けみたいだねというと、コンさんはこの場合はパラだと後の人が有利になるんだよというのだ。でも今回はパラじゃなくてゲームなんだからというと、私は引き分けの場合はどうしますかと言われて、ジャックが歌を歌ってと言われたら、僕の奥さんは貢歌うまいもん。大丈夫だよというのだ。

そして会場に向けて俺はリクエストに答えてアカペラでハナミズキを熱唱した。

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