第72話

この誓いを誓うとお互い今日からパートナーになります。

あなた弘紀はこの幸人をいつまでも愛し守り務めることを誓いますか。

はい誓います。

あなた幸人はこの弘紀をいつまでも愛し守り務めることを誓いますか。

はい、誓います。

神よこの二人をパートナーにすることをお許しください。式は終わり、次は披露宴になるが、僕は弘紀と約束していた。親族を集めて紹介することを。するとその約束を守ってくれたのだった。

披露宴までにまだ時間があるのでご親族の方は集まってくださいというと別室に呼ばれて紹介することになった。

弘紀のおじいちゃんとおばあちゃんも紹介した。

あの件によって分かり合うようになったのだ。今では僕を幸人君と呼び、おじいちゃんは僕が家に弘と行くと車いすから降りておじいちゃんの膝に乗っておじいちゃんと話をするため、弘紀が妬くから、おじいちゃんとおばあちゃんが大変らしいが、おじいちゃんの膝はすごく落ち着くからね。そして僕の家だ。僕はお父さんとお母さんが知らないことがあるといい、兄弟たちをよんだ。まずは僕の異母兄弟の長男の由人、長女の志乃、次男の和人ですというと、僕からの紹介に父親と母親はびっくりしていた。そうこれは弘紀しか知らないサプライズだ。

幸人、これはというと、お父さんには別の家庭があることは知ってたんだよ。僕ね。中学校に行くときに自分の戸籍を見たんだ。じゃあ僕には異母兄弟がいることが分かったの。だけど父さんたちには言わなかった。そして志乃ねえちゃんが教師で僕の話をしてたからもしかしてと思って聞いてみたら志乃姉ちゃんだった。志乃姉ちゃんは特別支援学校の教諭の資格とってたしというと、志乃姉ちゃんは私ね。幸人にあって幸人の事弟として尊敬したよ。本当にというと、由人兄ちゃんは俺中学校の時知ってしまって親父を殺そうとしてたんだ。でも幸の幼稚園を通りかかって幸をみたよ。その時にこの弟の悲しい顔見たくないと思って思いとどまったよ。そして今日父さんに会えた。これが俺の奥さんの莉(まり)だよ。というと女の人が頭を下げた。

和人兄さんはこういう。俺は弟の存在を知ったのは社会人になってからだったよ。ある日母さんからパラリンピックに出てるの幸君だといってたよ。その時に幸君はあんたの異母兄弟ねというと、そっか俺にも弟居るのかと見てたら、弟の競技やってるのをみてびっくりした。あれってすごいと思ったよ。それと俺は和香と結婚もできるようにしてくれたのも幸人だ。ありがとう。と言ってくれた。そして和人兄ちゃんは兄さんも姉さんも俺も父さんと奥さんの事は恨んでませんよ。むしろ幸人という弟を生んでくれてありがとうございました。僕らは幸人につなげてもらったようなものですというと、嬉しそうにした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る