第71話

生徒が夏休みに入った時、僕らも夏休みを使って結婚式をしようと決意していた。これは二人のけじめなんだ。僕はその日すごく緊張していた。弘紀は別室の為、緊張してることなど知る由もない。

そう、スーツを着る僕を見てくれている貢さん。貢さんは僕よりもセンスが良くてガタイもすごい。だからなんでも着こなしがうまい。でも僕は中性的なコンプレックスについで、身体のハンデもあるのだ。すると、コンさんがきてエース緊張してっとしゃべれなくなるぞと一言。その一言で余計だ。牧野トレーナーが僕の身体を触ってくれた時、幸人君。大丈夫だろうというと、緊張して動くのは仕方ないよ。今日はすごくうれしいんだろう。というと、はい。うれしいといった僕。あれさっきより大丈夫だ。さてと出来たよというと、僕のスーツ姿はあまりよくないと思ったが、しかたない。僕は女っぽいしね。でも貢さんはかっこいいというと送り出してくれた。お父さんが僕を見て、お前がこんなに似合ってると父さんは歩きづらいなと言われたが、僕の車いすで弘人にあげる役目なんだからさ。頑張ってよといった。そして父さんと二人で会場入り口まで行った。

父さんは僕に行った。幸人、父さんはお前を一人の息子として立派に育てられたかな。その幸人という名前はな。お前の周りの人たちが幸せになってほしいと願ってつけた名前だ。その名の通りお前の周りには幸せな人が多いな。というと、今度はお前が幸せになる番だ。弘君にたくさん幸せをもらえることを祈ってというと僕は泣いた。そして泣きながらバージンロードを歩いていた。ああー幸せな時にも涙がでる、そして父さんは弘紀にも俺の自慢の息子を頼んだ。というと僕を車いすごと渡した。そして弘紀に託された。

そして弘紀と歩くと、神父さんの前に来た。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る