第58話

弘紀の弟が車で迎えに来た。穏やかないい奴。そして俺は生まれたときから知ってる。俺の弟のような感じ。でゆっきーと呼ぶのだ。

すると弘はどうと聞くと、兄ちゃん。ただの風邪だよ。でも・・・・いや何でもないというが、何か隠してるなと思った俺はいっ君どうしたのと聞く。すると耳元でゆっきーがいないから機嫌が悪い。そんで母さんたちに八つ当たりするもんで。母さんは大変そうだったよというと。ごめんねというと、いっ君は兄貴がゆっきーと結婚するって聞いた時びっくりしたわ。でも兄貴はゆっきーだから好きなんだよね。というのだ。家に着いて玄関に入ると、お母さんがちょうど出てきてやれやれって言ってるのを見た。そして僕を見たお義母さんが僕に気づいて耳打ちする。えっと思ったけど、はいはい。わかりました。というと僕が何食わぬ顔をして、ただいまとリビングに入ると何という顔をして最初は見てきたが、僕だと分かるとお帰りと弘紀がいうのだ。今日はキスは禁止だというと、寂しそうにしたため、弘紀にいい子にしてたと聞くとこくりと頷く。ほう。ならお義母さんに僕が帰るまで食事しないっていって困らせた人は誰ですか。薬も飲まずにまた熱をあげたの誰ですかといってやると、すみませんと謝ってきたので、仕方ないな。弘紀。学校忙しいし僕一人で登校はしばらく仕方ないよね。と言ったら、弘紀は俺一人お留守番はヤダというのだ。

そうですね。弘紀。僕も弘紀いないとダメみたいだよというと、さあ食事僕が食べさせてあげるから、食べたら薬飲んで寝るんだよ。いいねといい、お義母さんのお粥を食べさせた。あーんはというと食べる。ふう。やっと一安心だ。薬はというと自分で飲むとベットに連れて行って弘紀に寝るようにいうと手を繋いで寝かせた。

ふう。やっと寝たかと思って僕は早くよくなってねといい、部屋を出た。

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