第35話
親にユッキーが私が言った事を説明してくれた。お父さんもお母さんもびっくりしてたが、父が私にこういって謝った。カナ、あのバカ息子がすまねえな。本当に。俺があいつの育て方を間違えたのかもなという。そう、お父さんは私の事を娘として見てくれてる。本当にあいつが悪いが、俺の責任だという。でもお父さんのせいじゃないのよと言いたかった。すると、お母さんがカナ。お母さんに約束したじゃない。いやなことされたらはっきり言いなさいってというのだ。私はたしかにお母さんの言うことも正しいが、でも。と思ってるのだ。ユッキーは、お母さんそれはお母さんがもしカナさんの立場であればどうですか。男の人は力が強いし、抵抗しても無理です。それにカナさんは言わなかったんじゃなくて、言えなかったんです。連れ子であれ実のお兄さんなんです。彼女を襲ったのは。そのことを言うのは非常に勇気がいりますよと言われ、はっとしたみたいだ。お父さんも私の立場になってくれてるんだ。だから自分のせいとか言ったのだ。
まあ、とりあえず妊娠はしてないからよかったとは思いますがねというユッキー。カナ。今後うちのバカ息子によく言い聞かせます。それとカナさえよかったら、俺の隣の部屋に鍵つけてやると言われたので、お父さんは本当にいい人だなと思った。でもそれよりもお兄ちゃんには反省させたいと思ってると、福井さんがカナ。もう大丈夫だよといい、お兄ちゃんを引き連れてきた、みるとお兄ちゃんはボロボロの服に顔がはれていたのだ。弘、なにしたのと聞くユッキー。俺が数発殴ったのというと。おいおい暴力ダメだよというのだが、お父さんが先生、その人を怒らないでやってくれ。俺もカナにしたことでこのぐらいで済んでよかったと思ってる。でもカナ、被害届を出してもらっていいぞ。こいつはそのぐらいの事をしたんだ。このバカ息子はという父が一発平手で兄貴を叩いたのだ。このお父さんにここまでさせておいて私が気が済まないので、お兄ちゃん、お父さんは心の中で泣いてるんだよ。どうなのというと、カナ本当にもうしない。この通り。許せというお兄ちゃん。お父さんは今までお兄ちゃんを育ててきた人なのにとおもったが、福井さんはこういう。本当にカナはお父さんをお父さんと思ってるんだな。だからだと思うよ。今回はこのぐらいで済ませたけどまだ足りないわ。というと福井さんが殴ろうとしていたので弘、カナの前ではやめてと先生がいうと止めた。
そしてもういい。次からしないならいいからというと、お父さんは今回は娘がいいっていうからええー。今度泣かせたらバカ息子。刑務所に入れるぞというと、ほら帰ろうというとお父さんは私に手を差し出して、カナ本当にええんだなというと、うん。私も今回、お父さんが心配して学校に来てくれると思わなかったから、でも来てくれてよかった。ありがとうね。というとお父さんはお前が無事でよかったというとホッとしたようで私と手を繋いで帰っていった。
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