第34話

福井さんは私に着いていてくれた。

福井さんがいてくれたおかげで一人じゃないって思えた。

福井さんがこんな話をしてくれた。

大友先生は僕のヒーローなんだよ。自分は悪者になってもいいっていう自己犠牲が出来るのは幸しかいないよ。という。

福井さんは先生じゃないけど補助員として先生の横にいて生徒に手を差し伸べてくれる人。だからっていって私がお兄ちゃんに体を触られていやな思いをしてるのは言えない。ユッキーにも言えない。だから我慢しようとは思ってる。触られることはと思ったのだった。

するとユッキーが戻ってきた。

福井さんは席を立ち、ユッキーがこういった。福井さん生徒に自習だって伝えてくれる。まだ、聞きたいことがあるからというと福井さんが出て行く。

とりあえず、両親には連絡入れたけど、カナ、君はまだなに隠してるねというと、えっと思った。その隠してることが重要なんじゃないの。カナが言いたくないのはわかる。なんかまだ僕の事信頼できないというのだ。ユッキーに迷惑かけたくないと思ってると、こういった。静かな声でもし違ったら否定してくれたんでいいけど、君は兄貴に性的なことをされてるね。というユッキー。カナはばれるのが怖いと思ってるんだね。でもカナは被害者なんだよ。と真剣なユッキーに私は頷いた。泣きながらだったけどゆっきーに話した。ユッキーが静かな声でこういった。強姦だね。それって。カナは悪くないよ。だってカナは女の子だし男に押さえつけられて強制的だったと思うから。カナ、もしかして妊娠したんじゃないかって不安なんだよね。生理はと聞かれてびっくりした。先生知ってるの。と聞く私に、生理ぐらいはちゃんと勉強してるよというと、真っ赤になった私に、僕だって言いたくないよ。だけど生理は来たのと聞かれて、遅れてると言おうとした時だった。なんかお腹痛いと思って先生にトイレといい行くと案の定きてた。生理ってやつが、私はその時安堵したのだった。そして待ってもらってるユッキーに来ましたと言ったら、とりあえずよかったねというと、今日は親御さんが来るまで学校にいてもらうよと言われたので、ユッキーは残るのというと、一応担任だし残らないと親御さんと話もしなきゃいけないしねという。私授業出たいのにと思ったが、ユッキーは授業は今日はダメですと真剣に言われてしまった。そして保健室に連れていかれた私。保険医さんはユッキーにちょっと女の子になったのでお願いといい、着替えを借りてさせられた。お腹はどうとか聞かれて痛いと伝えた私に保険医の先生が横になってもいいわよ。と言われて、両親が来るまで横になっていつの間にか寝ていたのだった。そして放課後、ユッキーがカナ。大丈夫というとちょっとだけ両親と先生と一緒にお話ししよう。といわれて相談室に行った。

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