第33話
どうした。なんかクラスであったかと聞くと違うよというが、家庭でかと聞くとはいというので、なにがあったかを聞くため、目を見た。すると彼女はかなり怯えていたので、大丈夫って何を聞いたって俺はお前の味方だと伝えた。すると荻野は私が間違ってるのかもしれないけど、私にはお父さんとお母さんが再婚同士で私は母の連れ子。父の連れ子にお兄ちゃんがいて私が寝てる寝室に来て覗かれるの。どうしよう。私お兄ちゃんが怖いのというので、そっか。カナ。それから勘違いだといいんだけど、私が朝起きると下着がなくなってるの。というのだ。ちょっと親御さんにそれとなくいってみようかと聞くと、先生それだけはやめてというが、カナ、君の抱え込む問題のせいでカナが苦しい思いをしてるならそれを先生に少しだけくれないか。カナがそんなに泣きそうな顔をしてるのを僕は見過ごせない。だからというと、福井さんを内線で呼び出した。福井さんとちょっとだけここで待ってて。今、カナが教室に行くとみんなが心配するからねというと、福井さんにカナを託し、僕は彼女の両親に話があるので学校に来てくださいと電話をして相談室に戻った。すると弘紀が僕の昔話をしてカナを落ち着かせていたのだった。
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