第31話

朝、僕が目が覚めたら見たのは、弘紀の顔だった。

弘紀は今もかっこいい。顔は整っていてしかもがっちり鍛えられた僕を持ち上げても丈夫な体が今横にいる。おはようというと弘紀がこういった。はらこれ写真だよと言われて、わおー。弘紀のままだけど、なんか服にヨロシクと感じで書いてあるのだ。そして棒を持って戦闘準備完了という感じの弘紀だ。そして弘は僕にこういった。これ見て幸嫌いなんかにならないでねというから、なんでそんなに不安なの。僕が弘を嫌いになるわけなんてないよ。愛してるよ。と言ってやった。あっやっぱり幸は大胆だという弘紀。僕は自分の言葉に苦笑いをした。弘も僕もしばらく真っ赤になってしまったが、学校っというと、二人は朝ごはんを食べて学校に行くと、校長があの黒後さんのお父さんが来られているんですがと言われて入った先にいたのは僕が最も苦手なトレーナヤスさんだった。うおーとなったが、大友かと呼ぶと、久しぶりだなというヤスさん。そんな僕をみて弘が挨拶をしてくれた。すみません。ヤスさん。幸人が緊張してるんでというと、すまんと切なそうな顔をした。するとヤスさんはこういった。昴が大友幸人っていう人が担任で車いすでボッチャしてたんだ。すごいっていってたんだがお前の事かよと思ったが、へえ先生なんだなというと、僕はなんでこの人が怖かったんだっけと思ったが、ヤスさんは父親なんだねと思ったら笑えて来た。

そういえばヤスさんって黒後っていう苗字なんだ。名前は靖(やすし)なんだ。と思った。

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