第24話

大友先生おはようございますというと今日も僕の助手をお願いしますという幸。そう俺福井は先生ではなくあくまでも幸の助手なのだ。

教室に向かうと生徒たちが幸ちゃんだ。おはようと行ってくる。幸は生徒に先生と呼ばさないらしい。すきに呼べというのだ。それも最初に大友幸人といいます。僕の事は先生と呼ばないでください。君たちより先に生まれただけです。僕は障がいもあり、君たちに助けてもらうこともあります。先生らしいこともできません。でも君たちの事を一番に聞き、理解に努める。それが大友幸人という人間が出来ることだと思います。みんなの前で今日、それを宣言します。それと君たちが出来ることは手伝ってもらいますが、僕は授業中黒板に字が書けません。そのためこの助手にお手伝いしてもらいます。福井さんといいますというと、よろしくお願いしますというと、福井さん、僕の名前を書いてほしいと言われて書いた。ある日遅刻してきた生徒がいたので、遅刻理由を聞いた幸は怒らずこういった。正直だね。正。そんな正は理由について朝寝坊といったのだった。絶対幸は怒らないと決めてるみたいだ。怒るときは一人の時にと。今回は正直にいったことで幸は怒らないのだ。福井さんと呼ばれてはいなんでしょうというと、福井さんは授業中によく僕の補助をしながら早弁してるね。生徒に堂々と。後で生徒たちの質問に答えてもらいますのでという幸。これは罰ですというのだ。はい大友先生というと、緊急の会議が入った大友先生が戻ってくるまで俺は罰として私生活の質問を受けさせられるのだった。

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