第18話

幸許してというと、目が覚めた。まだ夜中だ。その横で幸が抱き着いて寝ていた。俺は自分の身体にマーキングの跡があるのに気付いた。まあ、いいかと思ったが、幸をみた途端、少しだけマーキングをしてやった。やばいとは思ったが、このぐらいにしてやった。朝幸が起きると怖いし、それにしても明日は休みでよかった。と思っている。

すると幸が寝ぼけてこっちを見て弘紀抱っこというと摺り寄せてくる。こいつ男なのに可愛すぎだよと思った。

二度寝をしたが、目が覚めたのはご飯だという声だった。

「幸。ご飯。今作・・・・。それどうしたの」と聞くと「僕じゃなくて牧野夫婦が来てくれてさ」というと牧野夫婦が出てきた。

「ごめんな。朝早くから」というとかおちゃんが「幸君たちの食生活がみたかったの」というが、うちは指導してもらうほどのことではと思ってると(弘君も幸君もなんか痩せてるし何を食べてるのか気になったけど、弘紀君はよく食べるっていってたし、幸人君に関して言えば普通の量だね」と言われた。すると「幸がおいしそう。食べよう」というのだ。俺たちはいただくことにしたのだった。

食べて「うまい」と感じた。これうまいというと、牧野トレーナが「薫は管理栄養士だもん」というのだ。「そういえばそうでしたね」というと食べたら幸君が俺たちを呼んだわけ教えてくれよというと、弘には内緒の話だというが、俺はなにをしてようかと迷ってると、薫さんが私弘君と出かけていいかなというので、幸がいいよというのだ。俺と薫さんは外に出た。

薫さんは義足だけど、歩き方からはわからない。

すると「そこの人、俺とデートしない」と行ってくるお兄ちゃんに囲まれていた。助けないとって思ってるが、薫さんが連れていかれそうだった。その時だった。薫さんの回し蹴りをみて男たちが逃げて行った。俺は見てはいけないものを見てしまった気がする。この人強すぎる。女の子なのにという薫さんがいうから、クスっと笑ってしまった。そしたら「この事龍君に言わないでね」というのだ。龍君にお仕置きされるのは嫌だという。お仕置きってなんだろうと思って聞いたら、龍君、私には半端じゃないもん。マッサージというのだ。わかったよ。内緒にしてあげるよ。僕も幸にいえない秘密があったので薫さんに聞いてもらった。

僕ね。元暴走族の総長なんだよねというと「喧嘩強そうだね。弘君って。腕みたらなんとなく喧嘩強そうと思ったけどね」というと、薫さんは買い物に俺を引っ張っていったのだった。

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