第11話

「弘」と言われて起きる俺。すると幸が怒ってる。やべー幸が怒るの初めてみた。やばい、可愛い幸の顔が。幸を怒らしてしまうと本気でこえーと思った。

その原因はわかっていた。昨日は幸の身体をみてつい興奮した。

そしてこの様だ。幸は「弘紀。やりすぎ」という。そう俺の名前は福井弘紀(ふくいひろき)。「ゴメン。ついうれしくて」と謝ったら、「もう。服から見えないよね。これ」と聞かれたのでこくりとした。今日は日曜日だ。幸は「弘紀にも同じことしてやる」とにこりとした。やばいぞこれはこいつの火をつけたみたいだ。そして体制を逆にして幸も俺と同じぐらいマーキングした。

そしてマーキングだらけにされたが、俺は懲りてないのだ。それどころかまたやってやると心に秘めていた。そして幸人は弘紀がやるからだよというと頬を膨らます姿が可愛いのだ。「ああーもうわかったから幸、だから怖い顔をするな」といったら、弘わかればよろしいといい、俺は完全に尻をひかれていた。そして今日は幸人の両親と俺の両親の顔合わせだ。

幸がどっちに籍を移すにしても、俺にとって幸は幸だ。向こうもそうだろう。玄関をあけるとうちの両親は、「幸君こんにちわ。弘紀にひどいことされてない」と聞かれたので、幸は今朝の事を両親に少しだけ話した。あんた幸人君にしたのと母さん。別に全部はやらねえよ。マーキングしただけだという俺。幸が俺に、「弘紀、ああーいっちゃったね」というと、「幸も俺に仕返ししただろうが」というと、「ちょっとあんた幸君困ってるじゃん。」というと、苦笑いをした俺に幸が「弘紀もうわかったから、僕の両親にはこのことはいうのやめて」という。俺の親は俺と幸の関係はちゃんと理解してくれてるからいいんだけどああーそっか。と思った。そして幸人の両親が来た。

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