第9話

「幸のお父さんは幸が生まれた時、障がいがあると医師から告げられた時、俺のせいだって責めてたらしい。だから幸からなにを言われても仕方ないと思ってたそうだ。そんなふうに思ってたお父さんとは裏腹に幸は優しい青年に育ったのは弘君のおかげだっていって頭を下げられていたんだ。幸は俺が思ってたより大人になった。パラリンピックという舞台にも出たし、教師という夢も実現した。それは幸の努力したからだ。違うかい。私は幸に何もしてやれてない。だから幸が君を恋人だと連れてきたときはすごくびっくりしたが、私は幸が幸せならそれでいい。あの子の名前は幸人という名前は幸にはもちろん、周りの人も幸せにという願いを込めて幸人ってつけたんだよ。幸には障がいという不安もあると思う。でもあの子はいつも周りを笑顔に幸せにするんだ。あの子は私の自慢の息子だ。弘君、幸を幸せにしてやってほしい」と言われた。それに俺たちの事については「同性愛は私は別に悪い事ではないし、幸が幸せになってくれたらいいんだ。」とさ。というと、近藤も「幸の親父本当に不器用な人やな。そんな親父で幸よかったな」というと幸には一筋の涙が出ていた。そう幸は泣くのもすごくきれいで幸は怒ったとこなんか見たことない。いつも笑顔で穏やかな幸。俺はそんな幸といて幸せだよ。「弘。ありがとうね。父さん、そっか。父さんは僕をそんな思いで」というと弘もありがとう。話してくれて、改めて僕はやっぱり父さんの子だと思ったよ」という幸。

そして近藤さんとフミさんはそんな僕らを見て笑顔だった。

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