第8話

「薫、今日はびっくりしたよな。幸と弘が同性愛者なんて。」「世の中いろいろあるよね」というと、フミさんの連絡先にかけた。近藤が弘と幸の心配してるらしい。俺は二人はうまくいってると伝えた。同性愛者ということは言わずにだ。あいつらに許可なく言うことはできないと思ったから。そして数日後フミさんが近藤と、何か隠してることはねえかと訪ねてきた。フミさんと近藤は明らかに被害妄想じゃんと思うようなことをいい、かおちゃんを心配させた。俺はまず俺たちは何も隠す気なんてねえよというと、「本当に」というのだ、「じゃあ幸はなんで弘を遠ざけたりしたの」というから、俺はそれは本人に話してもらおうと思った。そして電話をして二人はあいにく近くをデート中だったため近くの喫茶店で待ち合わせした。フミさんたちも連れて俺らは出ていった。

もちろんかおちゃんも連れて。

そして俺たちが先に喫茶店についたため中で待つこと10分だった。幸君の車いすを弘君が押していた。二人はというと真っ赤にしていた。それをみてフミさんは、「幸、弘君とそんな関係なんだね」というと、「はい」と弘も頷いた。

「近藤が心配してたのわかってるの」と聞いていたら、弘が「コンさんすみません」というと幸君がこういった。「キツネが心配ってなに。どういうこと」という、幸君は本当に知らないらしく驚いていた。するとコンさんがこういった。「よかったエース。それでこれか」というとあきれていたがホッとしていたような感じだった。

フミさんは「それでご両親はなんて」というと、弘君は「うちの両親は俺が幸を好きなのを知ってて元から幸に恋をしてる事を知っていました。だから幸が嫌じゃないならって後はご自由に」と言ってくれてて。「僕の両親も弘の言葉を聞いて最初戸惑ったそうで、でもお母さんは弘君は本気で幸はどうなのって聞いていたら、僕も弘を愛してるといったら母さんはOKしてくれたんですけど、いまだにお父さんとは話をしていません」というと、「幸、そっか。俺の店にお前んとこの親父が来たことがあってな。そん時に今まで幸が子どもだったが、弘君とあいさつに来た時、大人になったと感じたそうだ。ただ幸の親父は言葉をどうかけていいのかわからなかったそうだ。弘君もそれに気が付いていたそうだ。なあ弘君、あれから二人でお父さんと話した時の状況をはなしてくれないか」と言われて、「幸にはお父さんがいいたくないといっていたけど、俺の聞いた話をいっていいのかな」というと話を始めた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る