第5話
龍君がこういう。「そういえば、話変わるんですけど、幸君、あれから俺の顧客になってるんですよ。お金もちゃんと払ってくれるし、弘君も連れてきていろんな話して帰るんですけど、お二人って金持ちなんですか」というと、フミさんが「へえ。幸の職業知らないんだ。」と思ったが、かおちゃんは「顧客情報には、勤務先は中学校って書いていたけど」というので、「そうだよ。幸はあれから教員になりたいっていってさ。教員の資格取ってるし、弘君はそれを支えるように幸君に着けるような資格取って一緒に頑張ってるよ。幸は私立の中学校で頑張ってるし、アドバイスは近藤がしたんだけどね」というのだ。
「あの幸が教師ってのが信じられないみたいだけど、幸って意外で普段は抜けてるけど、頭すごくいいんだよ。俺もびっくりしたけどね」というのだ。幸は秀才だということで、二人も驚いていたのだった。
すると近藤が「今日は上がりだ」っていうので、おやっさんが近藤に「フミさんたちと一緒にもりあがってこい」というと、近藤が来た。
「だって幸君に会うの1ヶ月に4回しかないんだもん。」とかおちゃんが言っていた。すると「幸、あまり言わないからな。まあ、あいつらしい」という近藤、あっそういえば1ヶ月前だったけど、弘がこの店に来た時、最近、幸の様子がおかしいって言ってたんだ。困ったと弘がな。あれからどうなったか知らない」と聞いた近藤は少し心配していた。
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