柾のカンは鋭い。
第61話
SIDE柾
なにかあるのと俺が語り掛ける。
「言わないでね。ツバキには」というタツキちゃんが言葉をつづける。「母にされたことはもうとっくに許してるはずなんだけどね。私もし妊娠したらどうなるんだろうか。子供に愛情を注げるんだろうかと思ったの。母みたいになるのが恐いって思うと眠れなくて」というタツキちゃんはなにか不安にしてる。
タツキちゃん、子供ってもしかして君。と俺が聞く。
なにって顔をするタツキちゃん
俺はあることに気が付いた。なんか食べれるものが酸っぱいものだったりとかするけど、もしかしてこれって・・・・・
カエデに電話するからちょっと待っててねと俺が電話でカエデと話す。「カエデちょっとお前じゃないと無理なお願いをするんだけど、妊娠検査薬を買ってきて」というと。
「わかった。もしかして樹ちゃん」カエデが聞く。
「そうだよ樹ちゃん妊娠してるかもしれない」とカエデに伝える。
急いでカエデが来てくれて妊娠検査薬を使うからとタツキさんをトイレに連れていく。
その結果は陽性だねと言われると「妊娠してるの」というタツキちゃんはびっくりしてた。
するとカエデは「まだ病院に行ってみないとわからないけど」という。そして俺が「まずは病院に行ってみようよ。大丈夫兄貴もきっと支えてくれるし俺も力になれることは全力でサポートするし、それに大丈夫だよタツキちゃんはきっと子育てできるから」というとタツキちゃんの顔が笑顔になった。
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