会話

第41話

SIDE モミジ

タツキちゃんと話終わり、ヒイラギの部屋に向かう。

ヒイラギは、私を見ると安心して笑う。

ヒイラギが「なんかうれしそうだな」という。

「ヒイラギ、タツキちゃんはさすが、ツバキが選んだ娘ね」という私にヒイラギは笑って

「あの子を見たとき、マツの娘だとわかった。あの子は父に似てるんだからな。俺の元側近だったからな。、あいつは情報分野が得意で目を付けたカシが誘い俺があいつを手放したが、カシは俺を守る情報屋として絶対信頼のおけるやつだったから任せた。マツはあの時カシに土下座をさせなかったんだ。そしてマツは言った。あなたを情報屋として守りますと。だから俺はマツの娘に土下座をされたらマツに俺が叱られるとそう思ったんだ。あいつは俺の側近として最高だった。人間性が素晴らしかった。あの子は女の子だから危険な仕事は無理だが、カシが教えた情報を的確に処理をしていく能力がある。あの子は不思議な子だ。」とヒイラギが話す。

「ツバキはあの子に惚れた。そう聞いたときはびっくりしたわよ」というとヒイラギが、

「そうか、あいつは俺の子だしな」と自慢げに言う。

そうよ、あなたも周囲の反対を説得して私を選んでくれたのよね。

ヒイラギに身を寄せる私を、彼は抱く。

「そうだ、お前はわしの特別だよ。」

私たちは身を寄せあい、おたがいを確認し合う。

それが幸せだった。

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