八章
ツバキの特別
第39話
SIDE ツバキ
タツキが緊張している。
朝からあっちこっちドタバタ。
タツキ、落ち着けよというが、
「落ち着けるわけないよ」と返事してきた。
なら襲うぞといわれ、少し落ち着くが
そう今日は、俺の親父とおふくろが帰ってくる。
そしてついに帰ってきた。
おやじおふくろ入るぞ
「ああ、入れ」親父。
俺とマサキが入った後、タツキが入ってくる。
マサキは紹介するため、口を開く
「紹介させていただきます。こちらは華麗組組長の華麗柊(ヒイラギ)とその妻椛(モミジ)です。」
「ヒイラギだ。よろしくな」と親父が威勢のある声でいう。
「モミジです。よろしくね」とおふくろが優しい声でいう。
「親父おふくろ紹介する、タツキだ。」
「森本樹です。カシのパートナだったマツの娘です。私はカシに助けられるまで、外の世界を知らずに育ってきました。カシに助けられたことでここで情報屋として勉強しています。」といった。「俺はタツキと一緒になりたいと思ってる。こいつを嫁にすることを許してくれ」と親父に問うため土下座をした。
すると、タツキは「私も椿さんと一緒になりたいと思っています。私は3歳まで父に面倒をみてもらってました。父は3歳の時なくなりました。愛してるという言葉を残して、父の葬儀が終わった次の日に私は家から出られなくなっていました。母が私を監禁したからです。母は私を売ろうと計画していました。それを嗅ぎつけたカシは私を助けてくれました。そしてこの屋敷にきて、熱を出し苦しんでる私を椿さんが看病してくれたんです。私はやくざがどうとかではなく男の椿さんに惚れてしまっています。どうかお願いします。一緒にいたいです」とタツキも土下座をする。
すると、親父は「もういい、頭を上げてくれ。俺もマツの娘に土下座までしろとは言わない。マツは俺の理解者だったんだからな。カシに聞いたところ、いい娘だと聞いた。あのカシがほっとけなくなるってことはそれだけ君はいい人間だということとこれからの可能性がある思ったよ。だからツバキと一緒になることは許す。こんなわがままな息子だが頼んだぞ。」というと優しい目をした。
ありがとうございますと頭を下げる俺たち。
「モミジ、なにかあるか」と振る親父。
「ちょっとお願いがあるの、私とタツキちゃんを二人にしてくれない」とおふくろがいう。
「ツバキ、私も二人で話したい」ということで二人きりにさせた。
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